地味にお世話になっていたジキルんの絆レベルが10になりました!何気に初めて聖杯を捧げたのも、絆Maxもジキルんという。アサシンからのバサカが本当にピンチのときに何度も助けられたのでした。
さて、そんなわけで聖杯奉げたときに記念で書いた小話を、記念に。
こちら、夢ではないですが、夢要素がありますので苦手な方はご注意ください。
召喚された僕を見た、彼女は至極嬉しそうな表情をして柔らかな声で僕の名前を呼んだ。
「ジキル博士、こんにちは。」
「こんにちは。どうしたんだい?すごい荷物じゃないか。」
カルデアの長い廊下の途中、聞きなれた声にそちらを見れば、段ボールが歩いていた。もちろん、すぐに自身のマスターであることは気配でわかった。
「人不足のカルデアでは、重要人物でも雑用をするんですって。」
「それは、大変だね。手伝おう、マスター」
言って彼女の持つ、段ボールを奪うとあの日と同じ嬉しそうな表情をした彼女が、見えた。
「ありがとうございます、博士。細そうに見えるのに、やっぱり男の人なんですね。私なんて持つのでさえ一苦労だったのに。」
「どういたしまして。」
怖がることなくマスターは、僕の隣に並んで歩く。いつも、そうだ。僕自身でさえ、コントロールできない恐怖に震えることがあるというのに、彼女はそんなこと微塵も感じさせず、人理修復という大義に僕を連れていく。
ぼく(ハイド)という、怪物を。
(ジキルん!我がカルデアにきてくれてありがとう!!ヘタレメガネ愛してる!)