ぼくは人間じゃないんです。

ストレスの捌け愚痴とか、スペクトラム的日常の困りごと

理想を抱いて溺死しろ

引っ越した先の母の実家には、母の妹である叔母さんが一緒に住んでいます。

 

叔母さん、一緒に暮らしてみてわかったのですが、かなりの偏見の持ち主でした。

 

いや、たぶん、本人は無自覚でしかもむしろ海外とか飛び回っていたから偏見なんてないよ!みたいな感じなんですが・・・。言っていることが、とんでもない。

 

この前の某事件を見ていた叔母さん「これだから、男って怖いよね。持って生まれた暴力性が抑えられないんだからさ。そう考えてみると、ゲイの人が一番、安心できるかもね。」

 

これ、無自覚で言っているんですよ。恐ろしくないですか。

 

そもそも、別に男がみんな狂暴ってわけではないし、女の人だって何かのきっかけで暴れることもあるし。そもそも、ゲイの方に対する多大なる勘違い。だって、別にゲイだからって思考が女性なわけではなくて性の対象が同性なわけで。そもそも、そういったマイノリティはトクベツ、みたいな考え方をしているようでテレビでそういった抗議やらデモやらを見ると賛同している、わかっている。みたいなことを言っているのですが。あ、ちなみに、吾輩は友人に性的マイノリティの子がいるので偏見とかそういうのは特にないです。むしろ、同性だろうと異性だろうと吾輩にとっては何の対象でもないです。

 

あと、電車の話になったときも「私が、海外に行ったときなんて、荷物とか持っていると必ず、外国の人は荷物を持ち上げて電車に乗ってくれたし。向こうってレディファーストがちゃんとしてるんだよね。海外の男は紳士だから。」

 

本当に、この人どんな人生送ってきたんだろうって思いました。

 

日本の男は下品で暴力的で海外の男は紳士ですか。夢、見すぎでしょ。お花畑すぎてびっくりしました。これで、本人は「私、薄情な理系ヲタクだから。」って堂々と言うんです。いや、すごいなああ。

 

ちなみに、吾輩は学生時代に海外に留学した経験がありますし、なんならそこで現地の若者にゲラゲラ笑われながら突然真横に爆竹投げられたこともありますし、学校ではすれ違いざまに中指立てられたこともあります。別に、それで外国人怖いってなったことはなく、どの国でも同じようなもんだな。と思って逆に納得しました。

 

 

そもそも、吾輩の考えとしては、人間も他の生き物と同じ野生動物なんです。だから、たまにテレビでやっているようなハンデのある個体を受け入れ寄り添う集団も極まれにいますが、だいたいは自分で生きていけない個体は切り捨てられるのです。そこに過度な期待を持ったり、夢を抱いたりするのはなんというか、あほくさいなあ。と。

 

マイノリティだから、トクベツ。そんなわけないんです。そんな考え方こそ、差別しているんではないかな、と思うのです。