ぼくは人間じゃないんです。

ストレスの捌け愚痴とか、スペクトラム的日常の困りごと

uta

お久しぶりです。生きています。

 

久しぶりの記事がこれっていうのもなんですが。

見てきました。「ワンピース FILM RED」

本当は、見に行く予定は全くなくて興味もなかったのですが。ちょっと時間をつぶさなくてはいけないことになり、なんとはなく鑑賞

 

したのですが。

 

うん、良かった。

 

私のワンピは、漫画は全く読んでいなくて。リアルタイムでアニメを1話から、アラバスタ辺りかな。くらいまで見ていたのですが、なんか放送時間が変更になってから見てないのでまあ、とにかくもうかなり見ていないのは確かです。

予備知識も全く入れずに行ったので、もう誰が誰なの状態でした(あの最初の方で仲良かった顔の長い子どもが、映画に出てきたシュッとした青年だったのではと思ってから夜も眠れない。なんだあいつ、イケメンの実でも食ったんか。)

 

映画も、映画館で見たワンピの映画ってたぶん、バギーのミニシネマが同時上映だったときまでしか知らないので。今、バギーって出ないんだ。とか、思ったんだけど。

 

 

と、まあ、そんな感じの自分が見に行ったのでかなり期待とか作画とかは関係ない感じでした。そんな中で私にぶっ刺さったのが、ウタです。

あの時代って確かに弱者とか平民にしてみれば、恐ろしく行き難い時代じゃないですか。そんな中でやっぱり、ああやって歌姫という存在に焦がれて逃避して夢中になるってとても自然なことでだからこそ、ルフィたちの異様さも際立つというか。

あと、最近の映画はあんまりちゃんとは見ていないんですが、ルフィが麦わら海賊団のルフィとして戦うんじゃなくて、風車村のルフィとして戦うってところが、とても素敵だなって。やっぱり、あそこで海賊として戦ってはダメなんですよ。だって結局、それじゃあ暴力で解決してしまうんですから。だから、あそこはただのルフィで戦わないと意味がない。

ウタもあれだけ、男所帯で育てられた割にきちんと女の子しているというか。

本当に素直で純粋でだからこそ痛々しいというか。世界の希望を全て背負って自分の命まで削って良い世界にしようとしていたのに、それは届かなくて許されなくて。それでも、最後までみんなの歌姫でいようとした、あろうとした、その姿が本当になんというか、美しくて。涙、ボロボロ流して泣いてしまいました。

 

やっぱり、ウタが世界の希望にならないとって思ったのは過去の罪の意識とかもあったと思うんですよね。でも、その罪の意識を悪い方に向けるのではなく、それだけの力を持ったからこそ救う方に向けたっていうのが、シャンクスの娘だからなのかな、とか。どう考えてもメンタル強すぎじゃないですか。普通、自分があんなことしたとか騙されて捨てて行かれて何もない島におっさんと二人きりって精神ぶっ壊れるだろうに、それをああして世界に向けられるってすごいメンタルですよね。

 

うん、なんかすごく久しぶりにここまで一人のキャラクターに心を持っていかれているので文章が全くまとまらないのですが、とにかくウタが最高に大好きになりました。

もう、公開されて結構立つのでグッズとか集めるの難しそうですが、満足いくまで追っかけたいと思います。